「タウンファクトリー一級建築士事務所」様はJR中央線日野駅下車、徒歩約10分の高台にある設計事務所様です。「長く住み続けることのできる家づくりを目指して」をモットーに住宅の新築やリフォームの設計・監理及び建物の調査をしています。日常的にデザインも深く関わる建築設計を業とするタウンファクトリー一級建築事務所様なので、ディスカッションしながらデザインを完成させました。欲しいテイストについては雑誌を用意頂いていたので、これがイメージの共有にとても役立ちました。今回弊社では、CMSホームページ作成の他に、Webサーバー、メールサーバーの保守管理、ドメイン管理などのインフラ部分も担当させていただいています。

主宰する酒井氏と弊社は弊社創業年である2002年以来のお付き合い

東京都日野市のタウンファクトリー一級建築士事務所様のホームページをCMSで制作いたしました

実はタウンファクトリー一級建築士事務所を主宰する酒井氏と弊社は弊社創業年である2002年以来のお付き合いです。弊社が運営するタチカワオンラインのコーナー「建物と町」 http://www.tachikawaonline.jp/sakai/  の執筆に参加頂いており、2004年~2010年まで続いた弊社イベント「酒蔵見学と芋煮会」においては、職人はだしの岩魚の焼き手として活躍頂きました。酒井氏のパートナーであられる太田氏も交えたお付き合いを重ねながら、「いつか酒井さんが、プロにホームページ制作を依頼したいと思ったときは、うちに声をかけて欲しいなあ」と奥ゆかしく思っていました。

当時、タウンファクトリー一級建築士事務所は千代田区外神田で活動を行っており、Wordpressを活用してCMS機能を搭載したホームページをお持ちでした。文章家でもある酒井氏による読み応えあるコンテンツが豊富で、たまに楽しく拝見しておりました。
しかし、2012年。酒井氏と太田氏が、酒井氏の出身地の日野市に拠点を移し、我らが多摩エリアに落ち着かれたことから、ホームページを心機一転リニューアルする運びとなりました。

ホームページと家造りは似ているところがあるように思います(名前も?)。

・完成がゴールではなくスタートであること。
・ヒアリング(要件定義)、設計(デザイン)から本施工(プログラム・コーディング)と工事監理(進行管理)、仕上がりチェック(検収)という流れ。
・デザインだけでなく機能や使い勝手も重要であること。

よくできたホームページは、その人らしいデザインで、その人にとっての快適な仕様を持っています。
もちろんホームページは集客のツールですので、これにプラスしてマーケティングやユーザーの利便性、きちんと伝わるコピーワーク、惹きつけるコンテンツ、検索エンジン対策なども加味していきます。

※ツアーオンライン株式会社のホームページ制作の流れ

ディスカッションしながらデザインを完成させました

【デザインについて】
日常的にデザインも深く関わる建築設計を業とするタウンファクトリー一級建築事務所様なので、ディスカッションしながらデザインを完成させました。
欲しいテイストについては雑誌を用意頂いていたので、これがイメージの共有にとても役立ちました。
シンプルで、という要望に基づき、テーマカラーは潔く1色。後は無彩色でまとめました。日本文化をこよなく愛するタウンファクトリーというわけで、テーマカラーは日本の伝統色からチョイス。いくつか検討した中で、最終的に「熨斗目花」という織物の地色に用いた花色に決定しました。
ホームページに華を添える家守(やもり)のロゴマーク「やもりん」は、今回の制作で誕生しました。右下にあるページトップへ戻るをクリックすると・・

【コンテンツについて】
旧ホームページに豊富に掲載されていた各コンテンツを、WEB設計の基本をなぞらえながら再編集しました(これを考えるのは、編集好きの私にとって、かなり楽しい作業で収まるところに収まるとすっきりします。)今までに産み出した言葉や写真は財産なので、できるだけ活用したいと思っています。
このあたりは酒井氏が使い慣れたCMSのWordpressをカスタマイズし、今後の投稿を簡易化しました。
また、新しい視点として、一般の人は家を建てることが人生であまりないため、建築家のイメージが捉えきれていないように感じたことから、「建築家に家造りを頼むメリット」をトップページでわかりやすく伝える工夫を提案しました。
性能と使い勝手を向上させながら、先のことも考えたデザイン。タウンファクトリー様のお仕事のスタイルと共鳴できていれば光栄です。

【SEO対策について】
SEO対策については思案しました。というのも、「家を建てる」「リフォームする」業界は幅広く、建設会社(ハウスメーカー、工務店)、リフォーム会社などが競合となります。大企業も多く、「注文住宅」キーワードはあまりにも巨大すぎます。
しかし、仮に「注文住宅」「リフォーム」というキーワード検索で到達したとして、その中で建築家に依頼するお客さまは何割いるのでしょうか。また、タウンファクトリー一級建築士事務所様と建物に対する思いを共有できるマッチングが果たせるでしょうか。そこで、「こういう家造りがしたかった」というお客様との出会いを実現できるよう、細かなキーワードを定めていきました。多摩という地域の特性も踏まえたWEBマーケティングで、いくつかこちらからキーワードの提案もさせていただきました。キーワードと言いますが、実業とダイレクトにリンクしますので、ここはSEO対策の論理だけでは決められません。半年後くらいにアクセス解析すると、一定の結果が見えてくると思いますので、楽しみにしています。

【最後に】
タウンファクトリー一級建築士事務所様では、家が完成した後のメンテナンスの相談ものってくれます。「建てた時が一番いい家ではなく、住みながらその家らしい風格が増していく」。素敵なことだと思います。
酒井氏は、公益財団法人たましん地域文化財団 『多摩のあゆみ』の「建物雑想記」で連載をお持ちのほか、「たまら・び」81号に「酒井哲さんとゆく日野建築遺産」に登場。地元の方はきっとどこかで会える「酒井さん」です。
毎回、楽しいお打ち合わせをありがとうございました。お互い「畑」をやっていることから交わした畑談義も思い出です。

タウンファクトリー一級建築士事務所様に今回の制作にあたってのご感想を頂きました

今までは友人の力を借りつつ、所内でホームページをつくり維持してきました。事務所の移転を機にホームページのリニューアルも考えていましが、長年増築を重ねたサイトはいろいろと複雑になっていて、収拾がつかない状況に・・・。また、営業ツールとしてホームページを制作しているにもかかわらず、サイトの閲覧数が増えない点も悩みの種でした。時間をかけてリニューアルしても閲覧数が変わらないのであれば、今のままでもいいのでは・・・。せっかくドメインも取得しているので、営業ツールとして活用したい・・・。そのような時に思い出したのが、ツアーオンラインでした。早速、相談すると二つ返事で相談に乗ってくれました。

ホームページの制作は業務のヒアリングから始まり、WEBの世界での業界リサーチ等、検索キイワードの設定と丁寧に進めてくれました。曲がりなりにもホームページを持っていたので、今までの作り方との違いに驚きました。以前は設計事務所として重要だと思うことを情報発信していましたが、それは家づくりを目指している人のニーズとは必ずしも合致しない可能性があることに気が付きました。専門的になりすぎてしまう内容も、一般的な言葉に置き換えて、言いたいことを簡潔に書き直す作業を行いました。

ツアーオンラインとホームページをブラッシュアップすることで、全体的に見やすいページになったと思います。デザイン、色使い、使用フォント共、我々の事務所のイメージに合った雰囲気にまとまっていて満足しています。また制作期限を設けて確実にリニューアルできたことも、ホームページの制作を依頼して良かったところです。所内で進める場合はどうしても本業が優先になり、なかなか進みませんが、強制力を持って期限内にこちらも内容を吟味しなくてならず、頑張れました。感謝しております。どのような反響があるのか今後が楽しみです。

関連リンク: タウンファクトリー一級建築士事務所様 公式ホームページ http://www.townfactory.jp/

〒191-0003 東京都日野市日野台1-1-1-516 TEL:042-582-3955 URL:http://www.townfactory.jp/

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