WordPress のバージョンアップとは?
内容と頻度(サイクル)を解説

WordPressは、米国の大学生だったマット・マレンウェッグらが、ブログツール「b2 cafelog 」を原型として、2003年5月にリリースをしたGPLv2 でライセンスされたフリーのソフトウェアです。ライセンス費用を支払うことなく、商用目的で利用することも可能ということもあり、いまでは世界シェアで6割超える人気NO.1のCMSになっています。

日本でも多くの中小企業が自社のサイトにWordPressを導入しており、シェアが高いということは機能面、使いやすさの面で評価が高い証でもあります。

このページではWordPress のバージョンアップの種類と内容、頻度(サイクル)についてご説明いたします。

WordPress 本体のバージョンアップ種類

WordPress(ワードプレス)の特徴はコアシステム、プラグインとも頻繁に新しいバージョンがリリースされることです。

WordPressの更新には、コア部分の「WordPress本体のシステム」のほか「プラグイン」「テーマ」「翻訳ファイル」があります。皆さんも見たことがあると思いますが管理画面メニューの左側に表示される赤い丸のあの数字です。

WordPress 本体のバージョン

WordPress本体のシステムのバージョンアップには、おおよそ4~6ヶ月ごとに実施されるメジャーリリース(新機能の追加など大がかりなバージョンアップ)と、数日から数週間ごとに実施されるマイナーリリース(セキュリティ問題の修正や不具合修正など軽微なバージョンアップ)の2つがあります。

ここではメインの「WordPress本体のシステム」のバージョンアップの種類をご説明いたします。

メジャーリリース

WordPressメジャーリリース

「6.3ブランチ」→「6.4ブランチ」など二桁目のバージョン変更はメジャーリリース(メジャーバージョン)と呼ばれています。

メジャーリリースは、新機能の追加や開発者開発者向けの API を追加など大がかりなバージョンアップになります、リリースの間隔(サイクル)は、最近の傾向ではおおよそ4~6ヶ月に1回(1年に2回程度)実施されています。

主なバージョンアップ内容

  1. ユーザー向けの新しい機能
  2. 開発者開発者向けの APIの追加 

メジャーリリースの中では、特にバージョン5.0でリリースされたブロックエディタ「Gutenberg(グーテンベルグ)」はサイト制作に大きな変化をもたらしました。WYSIWYGエディタやコードがまだまだ主流だったサイト制作に、ブロックによる統制が可能な、いわばノーコード、ローコードベースを取り入れて、コンテンツの修正や削除、修正、運用が今まで以上に簡単になっています。

さらにWordPressの機能は、フルサイト編集 (Full Site Editing)へと向かっています。ブロックエディタではヘッダー、フッター、サイドバーだけはブロックから分離されていましたが、フルサイト編集では、ヘッダーからフッターまでサイトのあらゆる要素をすべてブロックでデザインすることができます。→ WordPress.com-フルサイト編集

注:ソフトウェア業界では、たとえば 「3.2.1」 というバージョンがあった場合、一桁目の「3」の桁をメジャーリリース、二桁目の「2」の桁をマイナーリリース、三桁目の「1」の桁をマイクロリリースと呼ぶケースもあります。

アップデートの注意点についてはこちらの「WordPress アップデートの注意点と更新しないリスク」をご覧下さい。

マイナーリリース

WordPressマイナーリリース

「6.4.3」→「6.4.4」など三桁目のバージョン変更はマイナーリリース(マイナーバージョン)と呼ばれています。

マイナーリリースは、セキュリティ脆弱性の修正と重大なバグの対処がおこなわれ、リリースの間隔(サイクル)は必要に応じて実施、近年の傾向を見ていると、おおよそ数日から数週間ごとに実施されています。

主なバージョンアップ内容

  1. セキュリティ脆弱性の修正
  2. 重大なバグの対処

なおWordPress はバージョン3.7以降から自動更新(バックグラウンド更新)が導入されています。サイト管理者が何もせずにマイナーリリース(メンテナンス、セキュリティ関連のリリースなど)と翻訳ファイルは自動的にセキュリティアップデートがインストールされます。

アップデートの注意点についてはこちらの「WordPress アップデートの注意点と更新しないリスク」をご覧下さい。

補足:後方互換性

WordPressのバージョンアップの大きな特徴の一つに「後方互換性」があります。

「後方互換性」とは、新しいバージョン(製品)が古いバージョン(製品)を扱うことができる仕様や機能のことで、WordPressでいえば、バージョンを新しくしても、以前のテーマ、プラグインなどはそのまま使うことができるものです。

もしこの互換性が無いと、多くのユーザーはバージョンアップをせず(出来ず)、結果的にセキュリティの脅威にさらされたサイトが巷に溢れることになるのですが、WordPressでは「後方互換性」を重視することにより、常に最新のバージョンが利用出来るようになっています。

WordPressのバージョンの間隔(サイクル)と歴史

WordPressのバージョンの間隔(サイクル)と歴史についてです。
WordPress は2003年に最初のリリース(初版)がダウンロード可能になって以来、定期的に機能やバグ、セキュリティの改良が加えられ、いまではWordPressは世界で最も人気のあるCMS(コンテンツ管理システム)として、多くの中小企業が自社ホームページで採用しています。※ツアーオンライン株式会社の当サイトもWordPressです。

アップデートの注意点についてはこちらの「WordPress アップデートの注意点と更新しないリスク」をご覧下さい。

WordPress バージョンリリース月主なポイント
WordPress 6.72024年11月予定
WordPress 6.62024年7月予定
WordPress 6.52024年3月予定
WordPress 6.42023年11月ブロックフック、パターン構成の改善、画像のLightbox機能など使い勝手の向上
WordPress 6.32023年8月サイトエディター機能の拡張、インターフェースとユーザビリティの改善
WordPress 6.22023年3月サイトエディターのインターフェイスが一新。ブロック設定のサイドバーに設定とスタイルのタブが登場
WordPress 6.12022年11月レイアウトや構築がより直感的に変化。デフォルトテーマ「Twenty Twenty-Three」の発表
WordPress 6.02022年5月ライティング機能の大幅な改善。複数のスタイルバリエーションの切替
WordPress 5.92022年2月フルサイト編集に対応したデフォルトテーマ「Twenty Twenty-Two」の発表
WordPress 5.82021年7月ブロック機能がブロックウィジェットエディターとカスタマイザーの両方に登場。WebP 画像のサポートも追加
WordPress 5.62020年12月デフォルトテーマ「Twenty Twenty-One」の発表
WordPress 5.32019年11月デフォルトテーマ 「Twenty Twenty」の発表
WordPress 5.22019年5月サイトヘルス機能(第2世代)の追加、PHP Error Protectionの導入
WordPress 5.12019年2月サイトヘルス機能(第1世代)リリース
WordPress 5.02018年12月ブロックエディタ「Gutenberg(グーテンベルグ)」が登場。デフォルトテーマ「Twenty Nineteen」 の発表
WordPress 4.72016年12月デフォルトテーマ「Twenty Seventeen」 の発表
WordPress 4.42015年12月デフォルトテーマ「Twenty Sixteen」 の発表
WordPress 4.02014年9月メディアライブラリやプラグインのインストール画面にグリッド表示
WordPress 3.82013年12月マガジンデザインのデフォルトテーマ 「Twenty Fourteen」の発表。管理パネルのリニューアル
WordPress 3.52012年12月デフォルトテーマ 「Twenty Twelve」の発表。モバイルファーストが鮮明に
WordPress 3.22011年7月HTML 5 に完全対応のデフォルトテーマ「Twenty Eleven」 の発表
WordPress 3.02010年6月カスタム投稿タイプの導入。デフォルトテーマ「Twenty Ten」の導入
WordPress 2.52008年3月新しい管理UIデザイン。ダッシュボードにウィジェットシステムが導入
WordPress 2.02005年12月新しいユーザー権限システム、新しいバックエンドUI、WYSIWYGの編集が可能
WordPress 1.52005年2月デフォルトテーマ「Kubric」の登場。シンプルで使いやすいデザイン、機能
WordPress 1.02004年1月
WordPress 0.72003年5月初版のリリース

弊社では、WordPress(ワードプレス)が世の中に出始めた10数年前(2008年リリースの2.5 ブランチの頃)から、ワードプレスでのサイト構築をおこなっており、これまで数百件のWordPressサイトのアップデート、構築&カスタマイズしていますので、リスキーな点やスムーズな進め方を熟知しています。詳しくは「WordPressワードプレス保守管理サービス」をご覧下さい。

WordPress のセキュリティチーム

WordPress(ワードプレス)は、世界で最も普及している(利用者数の多い)CMSで、仕様が統一されているソフトウェアなので、外部からの不正アクセスの試みが絶えません。そもそもウェブサイトは世の中の誰もが自由にアクセス、閲覧出来るものなので、それはそれで致し方のないところなのですが、WordPress(ワードプレス)はオープンソースで無料のソフトウェアにもかかわらず、脆弱性セキュリティやバグに関するアップデート、機能追加のアップデートが頻繁におこなわれており、どちらかといえば世間の同種のその他ソフトウェアよりはよほど強固、堅牢性の高いシステムです。

WordPressに関する脆弱性を見つけた場合は、ユーザーの誰もが プラットフォーム HackerOne – WordPress へ通知をすることが出来ます。これらの通知はWordPressのセキュリティチームに報告をされ、すぐに検証をおこない、その深刻度を判断します。脆弱性が確認された場合は問題を修正するパッチをおこない、すぐにセキュリティリリースを更新するか、または次回のマイナーリリースに含めています。

これらのセキュリティリリースはユーザーのWordPress管理画面に送信されて、セキュリティアップデート通知が表示されるわけですが、対象となる全員がアップデートをしてくれるわけではありません。そのためWordPressでは対応策として、バージョン3.7より「セキュリティリリース用の自動バックグラウンド更新」を導入しています。これはユーザーが何をする必要もなく自動で問題修正パッチをおこなったセキュリティーのアップデートが実施される仕組みです。Windowsアップデートの自動更新と同じようなものです。

ただプラグインと公式以外のテーマのセキュリティアップデートは第三者の開発者、提供元に委ねられています。対処はWordPressの専任チームにとは別になるため、プラグインとテーマの脆弱性は弱点となります。

WordPress アップデートの注意点と更新しないリスク

ワードプレスで構築した自社のホームページを常に最新版にしておくことは特にセキュリティの面で重要ですが、一方で使用しているサーバー環境、テーマの仕様、カスタマイズの度合いによっては注意すべき点も多々あります。

アップデートの注意点についてはこちらの「WordPress アップデートの注意点と更新しないリスク」をご覧下さい。

WordPressの無料のご相談は

サポートデスク

世界シェアNO1のCMSワードプレスは低コストで自社サイトの更新が容易に出来るとても優れたシステムですが、運用にあたってはコアシステムやプラグインの頻繁なバージョンアップ、PHPバージョンなどサーバーとの兼ね合い、データベース接続の問題、海外からの不正アクセスやハッキングなど、普通の人にはハードルの高い問題が数多く発生いたします。

ツアーオンラインの「WordPress 保守管理サービス」は、お客さまのホームページの更新代行、保守管理やセキュリティ対策、サーバーの保守管理をすべてサポート。ワードプレスのプロフェッショナルがお客様のサイトを安全に管理いたしますのでお客様も煩わしい問題から解放されます。

また、ツアーオンラインの「WordPressホームページ制作」は、お客様のご希望や目的、ご予算に応じて、シンプルで安価なものから高度で複雑なものまで、さまざまなパターンのWebサイトを作成することが可能です

起業したばかりなのでまず会社案内用のWEBサイトが欲しい、コーポレートサイトとは別に商品・サービスに特化したサイトを立ち上げたい、ECサイト(ネットショップ)を作成したいなど、お客様のご要望をお教えください。ていねいにヒアリングさせていただきます。

全国どちらのエリアのお客様も承っています。ITが苦手な方にもていねいにご案内させていただきます。ぜひこの機会にツアーオンラインでのWebサイト制作をご検討ください。

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