第二青梅園様はJR青梅駅の北西約2km。小曽木街道から入った永山丘陵の山裾に佇む介護老人福祉施設です。眼前には丘陵を祖にする黒沢川が清らかな流れを見せ、四季おりの花や鳥のさえずりに包まれた自然豊かな環境です。
お打ち合わせにあたり、施設の皆様が、この青梅の自然をこよなく愛し、利用者様、スタッフの皆様の潤いになっていることが、とても伝わってきましたので、このことが画面の向こうの皆様にもお届けできるようなデザインを念頭に置きました。
それには写真の力が重要です。施設様も同様に考えておられ、天高い晩秋の青空のもと、プロカメラマンを入れた撮影会を実施することができました。
デザインについて
まず、緑に包まれた施設ですので、テーマカラーは緑に決めました。
人と人とのふれあいがポイントの介護業界ですので、温かみがあるテイストにすべく、水彩タッチの意匠を採用しました。直線で構成しがちな企業サイトに比べ、曲線を多用し、随所に遊び心をプラスしたことで、いきいきとした雰囲気が出たと思います。
特筆はトップページのメインイメージ。こちらは合成ではなく、プロカメラマンが撮影した写真をそのまま使用しています。完成形を念頭において撮影することで、このように特殊な加工なしでメインをはれる高品質な写真が誕生します。もちろんスタッフ様やご利用者様の素敵な笑顔あってのものです。
余談ですが、施設のアイドル、気まぐれネコの「お梅ちゃん」。打ち合わせの際に何度かご尊顔を拝見し、せっかくですので記念に登場して頂きたく、あれこれ思案の結果、本物のお梅ちゃんの写真から起こしたイラストをあしらうことにいたしました。三毛柄もばっちり本物のお梅ちゃんとぴったり一致しているはずです。
コンテンツ・更新について
「施設概要」「入所情報」「採用情報」「お問い合わせ」などの基本的なページに加え、力をいれたのが「園内のくらし」です。百聞は一見にしかず、の文字通り、40枚ほどの写真を掲載し、施設のすみからすみまでご紹介しています。
写真はプロカメラマンの撮影した物と施設の皆様が日常で撮影された物の中からチョイスしました。
平面図をご覧頂くとわかるのですが、どのスペースからも外が眺められ、各階ごとに外側はぐるっとバルコニーが一周。屋上も爽快な憩いのスペースになっています。このように写真を多く掲載するコンテンツは、できるだけ最初から大きめに表示し、1つ1つクリックして拡大しなくても見られた方が、一覧性に優れて閲覧者の負担も少ないと思います。またコスト面でもお得になります。
※特に大きい写真を見せる必要がある場合は拡大機能もオススメです。
更新は、写真を3枚まで付けられる簡易システムをIN。日頃のイベントレポートやお知らせをいつでも手軽に発信できます。
最後にお打ち合わせから撮影など、いつも温かく迎え入れて下さった第二青梅園の皆様、ありがとうございました。日頃の園内の雰囲気がよくわかりました。お知らせ欄に登場するイベントレポートなど、これからも楽しみに拝見させて頂きます。